【教師の読書】教えるということ。大村はまさんに学ぶ。
大村はまさんの『教えるということ』を読んだ。
知り合いの先生から紹介をしてもらった。
学びは次の3つ。
①同じスタートラインから同時にゴールできない
②育てたい力とねらいから、生徒によって様々な方法を考える
③教科書は道具
それぞれを見ていく。
①について。
これまでの一斉授業では、
同じスタートラインから、同じ教材、方法で進んでいた。
そうすると生徒全員が同時にゴールすることはありえない。
生徒の力は違うので。
それを無理やり同時にゴールさせてはいけないのだと思う。
「個別最適化」した学習と言われるように、
生徒それぞれスタートラインが違うはず。
そのスタートから、生徒が自分の好きな方法で進んでいく。
それぞれのゴールを決めて、各個人が成長を実感できるような授業を
目指していきたい。
②について。
①とも関わってくる。
育てたい力によって、目の前の生徒に合わせて
いろいろな方法を考えることができることが
教師の専門性である。
ついつい一つの方法だけが正しいと思いがち。
視点を変えていろんな方法を考えたい。
③について。
初任者研修で、指導教官に教えてもらったこと。
「教科書を教えるのでなく、教科書で教える」
この言葉を思い出した。
教科書という道具をどう使って、
生徒に力をつけるのか。
常に考えていきたい。
大村はまさんの考えはとても素敵。
今日も勉強になった。