「わからなさ」を楽しむ数学教師の挑戦。

主体的・対話的で深い学び(アクティブラーニング)を教師も実践!公立定時制高校の教務主任です。

【教師の読書】教えるということ。大村はまさんに学ぶ。

大村はまさんの『教えるということ』を読んだ。

 

https://www.amazon.co.jp/新編-教えるということ-ちくま学芸文庫-大村-はま/dp/4480082875/ref=pd_lpo_14_img_0/357-2555685-2508044?_encoding=UTF8&pd_rd_i=4480082875&pd_rd_r=7e964321-c72a-4c8f-b667-8cadbfda8fba&pd_rd_w=Hvlh4&pd_rd_wg=mpB2I&pf_rd_p=4b55d259-ebf0-4306-905a-7762d1b93740&pf_rd_r=SE32FYG41BS7X9H67SQH&psc=1&refRID=SE32FYG41BS7X9H67SQH

 

知り合いの先生から紹介をしてもらった。

 

学びは次の3つ。

 

①同じスタートラインから同時にゴールできない

②育てたい力とねらいから、生徒によって様々な方法を考える

③教科書は道具

 

それぞれを見ていく。

①について。

これまでの一斉授業では、

同じスタートラインから、同じ教材、方法で進んでいた。

 

そうすると生徒全員が同時にゴールすることはありえない。

生徒の力は違うので。

 

それを無理やり同時にゴールさせてはいけないのだと思う。

 

「個別最適化」した学習と言われるように、

生徒それぞれスタートラインが違うはず。

そのスタートから、生徒が自分の好きな方法で進んでいく。

 

それぞれのゴールを決めて、各個人が成長を実感できるような授業を

目指していきたい。

 

②について。

①とも関わってくる。

 

育てたい力によって、目の前の生徒に合わせて

いろいろな方法を考えることができることが

教師の専門性である。

 

ついつい一つの方法だけが正しいと思いがち。

視点を変えていろんな方法を考えたい。

 

③について。

初任者研修で、指導教官に教えてもらったこと。

 

「教科書を教えるのでなく、教科書で教える」

この言葉を思い出した。

 

教科書という道具をどう使って、

生徒に力をつけるのか。

 

常に考えていきたい。

 

 

大村はまさんの考えはとても素敵。

今日も勉強になった。