「わからなさ」を楽しむ数学教師の挑戦。

主体的・対話的で深い学び(アクティブラーニング)を教師も実践!公立定時制高校の教務主任です。

【教師の読書】「フツーの学校」を増やしたい。

『できちゃいました!フツーの学校』を読んだ。

 

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学んだことは次の3つ。


①目的を共有すると行動が変わる

②自己ベストの更新をみんなが目指す

③学びを教えるから、創造する学びを引き出す

それぞれの理由を見ていく。


①について。

宝仙学園のダンス部では、校則ならぬ部則がある。

 

顧問の先生が決めたものではなく、

部員たちが話し合って決めたものである。

 

毎年新入部員が入ってくると、

先輩が後輩になぜこのルールがあるのが

説明をするようだ。

 

たくさんある部則(70項目ほど)の目的を

生徒たちが理解しているからできることだ。

 

私が指導している卓球部で、

先輩が後輩に私の言った練習方法や打ち方を説明していることがある。

 

そのときに、

「こうやってやるんよ」とただ押し付けているだけになっている。

 

私が「何のためにこの練習やるの?」

と聞いても答えが返ってこない。

 

私の普段の指導がよくないのだろう。

 

ただ打ち方、練習を教えるのでなく

何のためにやっているか、目的を共有したい。

 

②について。

学校にいると、ついつい相対評価になりがち。

 

そうではなく、

一人一人の生徒がどう変わったか、何をできるようになったか

自己更新ができているか

という視点で生徒をみることができれば、

どの生徒にも適切な支援ができそう。

 

③について。

素敵な教育者は同じことを言う。

 

教えるのでなく、

学びをプロデュースする役割に徹していきたい。

 

そういった考え方をできる仲間を増やしていきたい。

 

 

以上になります。

 

宝仙学園のような素敵な学校がフツーになる日がくるといいな。