「わからなさ」を楽しむ数学教師の挑戦。

主体的・対話的で深い学び(アクティブラーニング)を教師も実践!公立定時制高校の教務主任です。

【休校延長】授業の遅れをチャンスに変える課題【緊急事態宣言】

休校中の授業の遅れが心配される。

 

そこで、授業の遅れを「チャンス」に変える課題を用意した。

紹介したい。

 

課題のポイントは生徒が「自己決定」をすることだ。

 

数学の課題である。

生徒は「内容」と「学び方」を自己決定する。

 

「内容」は、1学期に学ぶ予定の単元を一覧にして書いておく。

生徒は自分で学びたい単元を決めて取り組む。

 

大事なのは「学び方」。

 

家庭での数学の学び方を4つ提示したい

 

①教科書や問題集の問題を解く。

②公式の証明を自分で考える。

③わからないことを書きだし自分で納得解を書く。

④自分でつくった問題を解く。

 

生徒は、「内容」と「学び方」を自分で決定する。

 

自分で決定したことには責任が生まれる。

責任を持つことで「自分事」になる。

「自分事」になると本気で学ぶ。

 

ただのドリルではなかなか「自分事」にならない。

 

「自分事」として取り組むことで、定着度合いが変わるだろう。

 

そして、この課題の「チャンス」は学校再開後に訪れる。

 

課題から抜粋して「オリジナルテキスト」を作成するのだ。

 

実際に授業で学ぶときに、仲間のつくった「オリジナルテキスト」が手元にある。

授業中も、より「自分事」として学べるはず。

 

課題の工夫で「チャンス」になる。

ぜひ実践してみてほしい。