「わからなさ」を楽しむ数学教師の挑戦。

主体的・対話的で深い学び(アクティブラーニング)を教師も実践!公立定時制高校の教務主任です。

【教師の仕事術】雰囲気のいい職場の秘訣【新年度の異動はチャンス】

「雰囲気のいい職員室だね」。

 

4月1日、新年度がスタートした。

 

初任者として着任して8年目。

毎年、新着任の先生に冒頭の言葉を言われる。

 

今年は、教頭先生に言われた。

 

「雰囲気のいい職場」づくりに大事なものは何だろう。

秘訣を考えてみた。

 

(1)多すぎず、少なすぎずの職員数

 

勤務校は43人の教員(管理職含む)がいる。

この数がいいのではないだろうか。

 

同じ市立の高校では、100人前後の教員が勤務している。

100人もいる学校では、1年間ほとんど会話をしない先生もいるようだ。

 

43人の職員室なので、大きさも程よい。

 

どこでどんな話をしているか、何に困っているかが

ギリギリ聞こえてくるサイズだ。

 

ちょうどよい職員数が秘訣の1つ目と考える。

 

(2)新陳代謝が定期的に行われている。

 

今年は15人が新着任。

3分の1の教員が変わったことになる。

 

これも大事な要因だ。

新しい人は職場の「当たり前」に問題提起をしてくれる。

 

ずっと同じ職場で働いていると、

今ままでのやり方が「当たり前」になってしまいがち。

 

異動してきた人が、「当たり前」を疑い、

「新しい風」を吹かせる。

 

この「風」が職場をよいよく変えてくれるのだ。

 

(3)職員室にいる時間が長い

 

勤務校は狭い。

各教科の準備室もなく、多くの先生が職員室にいる。

 

大きな学校では、各教科に準備室があり、

職員室に人がいないそうだ。

 

職員室にいることで、自然なコミュニケーションが生まれる。

普段からの何気ない関わりが、

より人間関係づくりにつながる。

 

(4)若い先生が多い。

 

異動によって、若い先生が増えた。

職場は若い人のエネルギーに溢れる。

 

私も中堅だ。

先輩としてよい姿を見せようと、仕事に取り組みたい。

 

ベテランの先生も若手にいいアドバイスを送りながら、見守ってくれている。

 

(5)校長のリーダーシップ

 

うちの校長はリーダーシップがある。

なんでも即決。

(少しせっかちだが笑)

 

学校をよくしたいという思いがある。

 

この思いが周りの先生に伝わるから、我々もがんばろうという気持ちになる。

管理職のリーダーシップは何より大事だ。

 

(6)定期的に飲みに行く。

最近は行けていないが、

定期的に飲みに行っていた。

 

学校の先生は車通勤の先生が多い。

しかし、勤務校は交通の便がいい。

 

電車通勤の先生ほとんどで、ふらっと飲みに行く。

 

飲みに行くことが仲が深まる。

こういう機会もやはり大事だ。

 

以上の5点だ。

 

自分の力ではどうしようもないこともあるが、

何気ないコミュニケーションや後輩への気配りなど

できることはたくさんある。

 

いい職場、最高のチームワークで生徒を育てたい。