【授業】『100日後に死ぬワニ』から人生を学ぶ。【道徳】
ついに終わりを迎えた。
きくちゆうきさんの『100日後に死ぬワニ』である。
(ネタバレがあるのでご注意ください。)
ワニくんはいろいろありながら日常を過ごしていた。
「100日後に死ぬワニ」
— きくちゆうき (@yuukikikuchi) 2020年3月17日
97日目 pic.twitter.com/ia3Nehnpos
「100日後に死ぬワニ」
— きくちゆうき (@yuukikikuchi) 2020年3月19日
99日目 pic.twitter.com/wuvzqv7lgO
私は、このワニの笑顔が大好きだ。
恋人、仲間に恵まれ、幸せな日々。
この笑顔の次の日、死んでしまう。
ヒヨコを助けようとして、交通事故にでも遭ったのだろうか。
きくちゆうきさんの公式HPによると、
以下のように書かれていた。
『20歳のとき、友達が事故に遭い亡くなる。
むちゃくちゃ泣く。』とある。
このワニくんは、きくちさんの友人なのだろうか。
ネズミくんがきくちさん?
いろいろな考えが広がる。
きくちさんは最終回から逆算して100日分の作品をつくったのだろう。
ゴールからの逆算。
人の心を揺さぶるものは、必ず逆算してつくられている。
授業や学校現場もゴールから逆算したい。
このことを学んだ。
第1話からもう一度読んだ。
そして、最終話から逆算してもう一度読んだ。
読めば読むほど気づきがある。
・日常を大事にすること
・感謝の気持ちを周りに伝えること
・自分の周りにいてくれる人は本当にありがたい存在であること
・動物を大事にすること
・何気ない、小さなことを幸せを感じること
・1日1日にベストをつくすこと
・人のために行動すること
・相手の気持ちを考えること
・行動に移す勇気を持つこと
など学びが多い。
ワニくんの分も人生を生きたい。
そして、私にはあるアイデアが浮かんだ。
『100日後に死ぬワニ』を授業で活用できないだろうか。
学級やクラスのHRの時間に教材として示して、
生徒それぞれの気づきを書かせる。
そして、それを共有する。
1日目から漫画を見せてもいいし、
あえて100日目から逆順で提示してはどうか。
学年集会や全校集会で話をしてもいい。
道徳の時間の教材にもどうか。
もちろん、生徒にとって旬なタイミングを見極めたい。
旬なタイミングで「死」について考える。
作品の実際の4コマ漫画とともに話をして、生徒に考えさせたい。
それがきくちさんや友人の思いに応えることではないだろうか。
素敵な作品だった。
ありがとう。