「わからなさ」を楽しむ数学教師の挑戦。

主体的・対話的で深い学び(アクティブラーニング)を教師も実践!公立定時制高校の教務主任です。

【学級経営】年度の終わり。学級の締めくくりにしたいこと。【担任】

私が担任なら・・・シリーズ。

 

今回は年度の終わりにしたいこと。

 

それは「振り返り」である。

 

「振り返りシート」なるものを書かさることが多いのではないだろうか。

 

これを「じぁ書いてみて」とするだけでは、もったいない。

 

私はいくつかの手順で行う。

 

今やりたい「振り返り」は以下のような流れ。

 

(1)今年の学校行事などの写真や動画を見せる。

(2)学級クイズをする。

(3)生徒がこの1年間で書いてきた、作文や感想などを返却する。

(4)「振り返りシート」に記入する。

 

それぞれを見ていこう。

 

(1)について。

これは以前のブログにも書いた通り。

 

クラスの最後の日、生徒に見せることから逆算して、普段の記録を残す。

 

思いつきではいけない。

計画的に、記録を残す。

 

その写真や動画を、クラスで見せる。

 

「うぁー。懐かしい!」

といった声があがるだろう。

 

(2)学級クイズ

以前は私がクイズを作成して行ったことがある。

 

日々の学級通信から問題にしたりもした。

 

今なら、生徒一人につき1つの問題を用意してもらって、それを順番に出していってはどうだろうか。

 

「そんなんわからんわー」

といったような声があがるだろう。

 

(3)作文などの返却

これが実は大事ではないか。

 

おそらく、どの学校や学級でも、作文や感想文などを1年間で多く書いてきたはず。

 

それを生徒に返却することで、自分が何を考えてどう思っていたかを見つめ直すキッカケとなる。

 

昔の自分と比べることで、生徒が自分自身の成長を実感できるようになるだろう。

 

(4)振り返りシート

(1)〜(3)の段階を経て、ようやく振り返りシートに記入する。

 

これまでの日々をいろんな視点で思い出すことで、この1年間の自分の変化・成長をより実感できているはずだ。

 

「振り返りを書きたい」という気持ちも高まっているはず。

 

自分を「メタ認知」できる場を設定することで、生徒は自分でしっかりと振り返りができるのだ。