「わからなさ」を楽しむ数学教師の挑戦。

主体的・対話的で深い学び(アクティブラーニング)を教師も実践!公立定時制高校の教務主任です。

【授業実践】こんなアイデアどうですか。重心の座標を駒づくりで学ぶ。【数学Ⅱ】

今回は授業のアイデアが思いついたので。

 

「数学Ⅱ」という科目の「図形と方程式」の内容。

 

「重心の座標」を学ぶ時間でいいアイデアが思いついた。

 

授業のデザイン(指導案)は以下の通り。

 

1.2点間の距離、内分、外分の問題を解く。

2.三角形の厚紙と爪楊枝で駒をつくる。

3.三角形の重心を求める練習問題を解く。

4.本時の内容で、自作問題(数学ラブレター)を作成し、振り返りを行う。

 

この授業のポイントは、展開2である。

 

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このような厚紙と爪楊枝を配る。

教師からの発問は、「この三角形で駒をつくりましょう」のみ。

 

生徒は自分たちで取り組む。

この課題で掴んでほしい内容は、「三角形の重心の座標の求め方」である。

 

従来の授業では、「重心の公式の説明(紹介)⇒練習問題」

という流れだろう。

 

ここで、公式の説明をせずにいきなり取り組ませてみる。

もちろん、教科書や仲間との対話は自由。

 

「爪楊枝をさすところ=三角形の重心」だと気づくことができれば、

考え出すことができるだろう。

 

自分で三角形を座標に落とし込むところがどうなるか、生徒の学びの様子を見ながら支援をしていきたい。

 

「え~?どうやるん??」といったような生徒の試行錯誤を見れそうでとても楽しみだ。

 

このような授業のアイデアを考える時間がとても楽しい。

実際にこのアイデアの授業をするときはまだまだ先かもしれない。

 

しかし、アイデアを記録しておき、そのときがくればやってみたい。

そして、生徒の学びから授業のデザインを修正する。

 

こうやって、授業の「PDCAサイクル」をどんどん回すのである。

早く授業がしたい。