「わからなさ」を楽しむ数学教師の挑戦。

主体的・対話的で深い学び(アクティブラーニング)を教師も実践!公立定時制高校の教務主任です。

【教師の読書】数学的に考えてみる。

『数学的に考える力をつける本』を読んだ。
 
学びは次の3つ。
 
①数学とはコトバの使い方を学ぶ学問である
②数学コトバは日常でも使う
③数学は納得をつくる

それそれを見ていく。

①について。
「円周率とは何でしょうか?」
 
この問いに対して、「3.14です」
と答えさせるのは計算だけの数学。
 
論理コトバを使って、思考させる答えは
「円の直径の長さと円周の長さの比率」
である。
 
円周率とは何かを理解させ、
説明できる状態にさせる
 
ように授業をしたい。
 
ただ計算だけをさせていると、
数学の本質から遠のいてしまう。


②について。
数学コトバにな次のようなものがある。
 
定義する・・・定義
言い換えると・・・変換
しかし・・・対立
矛盾する・・・否定
かつ、または・・・条件
仮に・・・仮定
など
 
このコトバを授業中にたくさん使える場面をつくることで、
生徒が論理的に考えることになる。
 
そのための問いは、
一問一答だけではいけないだろう。


③について。
数学は納得をつくる
納得できるから人は動く
ゆえに数学は人を動かす
 
なるほどと思った。
 
数学はただ計算するだけでない
奥深さがある。
 
それを生徒に実感させたい。

2学期の授業で、微分の定義を生徒に自分の言葉で書かせてみる。