【教師の仕事術】心に響くプレゼンテーションのコツ。相手目線で逆算して作成しよう。
私は昨年度から教務主任をさせてもらっている。
本校の教務主任は学校の広報も担当している。
今年度だけで10回近く、学校についてプレゼンテーションする機会をもらった。
対象は、近くの中学校や、進路のイベント、大学生のインターンシップなど様々な人である。
今日は、私が考えるプレゼンテーションのポイントを書いていく。
私が考えるポイントは次のようなものだ。
1.プレゼンテーションの最後、相手にどうなってほしいかを考える。
2.聞き手の目線に立ち、内容を考える。
3.具体の写真や動画、感想を入れる。
4.最初は問いかけでスタートする。
Microsoft社のオフィスのパワーポイントを用いて説明をするが、同じ内容で話をすることはない。
相手によって、内容を変えるのだ。
まずは「プレゼンの最後に相手にどうなってほしいのか」を考える。
「ゴールから逆算する」ということだ。
本校の学校の紹介のゴールは、
・本校を受験してみよう、本校で学びたいと思う
・定時制高校へのイメージが変わる
なとが挙げられる。
そのゴールに向かって、内容を考える。
内容は、聞き手が中学校なのか、保護者なのか、学校の先生なのか、別の大人なのか、まったく違ったものになる。
「相手目線に立って考える」ということ。
これは授業も同じである。
同じ授業のデザインでも、対象のクラスの生徒によって内容を変えるように。
文字ばかりでなく、具体の写真や動画を有効に使う。
学校の紹介では、私(教師)が「うちはこんなにいい学校ですよ。」と言うよりも、笑顔の生徒の写真や、本気で学ぶ授業の様子を見てもらう方が伝わる。
教師の言葉より生徒の具体の方が伝わる。
これも授業やあらゆる場面でそうだ。
そして、プレゼンの最初は必ず「問いかけ」を入れる。
誰でも考えられる「問い」を用意する。
例えば本校の紹介では、「定時制高校にどんなイメージをお持ちですか?」というスタートを入れる。
少し考えて、ときには隣と話し合ってもらう。
その次に、実際のデータや生徒の声で、揺さぶりをかける。
最初に揺さぶりをかけることに成功したら、後はこっちのもの。
こうして、ゴールから逆算してスライドを考える。
ここまでの準備は前日までに終える。
もちろん、当日にも大事なポイントがある。
プレゼン会場で「話に使える!」というものを見つけたら、それを写真に撮りスライドに加える。
聞き手の身近なものがスライドに登場するので、より「自分事」となって話を聞くことができる。
また、会場で聞き手の様子を見ながら、スライドの順番を変えたりもする。
いいプレゼンテーションは最後の一手までが重要だ。
では、ポイントのまとめ。
1.プレゼンテーションの最後、相手にどうなってほしいかを考える。
2.聞き手の目線に立ち、内容を考える。
3.具体の写真や動画、感想を入れる。
4.最初は問いかけでスタートする。
5.直前までプレゼンテーションに手を加える。
このようなポイントは、授業や他の場面にも活用できないだろうか。