【教師の読書】「書く技術」を学ぶ。【嫌われる勇気の作者】
書店で1度は見たことがあるだろう。
『嫌われる勇気』だ。
古賀史健さんの著書だ。
古賀さんの本『20歳の自分に受けさせたい文章講義』を読んだ。
目的は「伝わる文章」を書くため。
学びは次の3つ。
①いい文章とは、読者の心を動かし、その行動までを動かすこと
②書くことは、考えること
③「自分事」にすることで、納得させる
それぞれを見ていく。
①について。
私の「書く」理由と一致する。
私は、教育のことを書いている。
読者が、自分の授業も変えようと行動移にすことにねらっていた。
必要なことは、自分の思いを知り、それを「言葉だけ」で正しく伝えること。
自分の伝えたいことと読者の求めていること。
思いをどう伝えればいいか。
思いを「翻訳」することが大事。
②について
書くときにはいろいろな思考ツール(マンダラート、マッピングなど)を使う。
自分の思いを「翻訳」しようとする中で、考えることになる。
はじめからわかっていることを書くのではない。
書こうとする中で、自分の考えが整理され新しい発見がある。
この経験は私にもある。
授業について書く中で、生徒の声から「原理原則」が見つかってくるのだ。
どんどん書いて、どんどん学んでいきたい。
③について。
「自分事」にすることは、人を動かす原理原則である。
授業でも、自己決定の場面を生むことで、「自分事」にしている。
自分事になると人は本気で動き出す。
「説得」ではなく、「納得」を引き出せる文章を目指す。
「こうしたら、生徒がこう変わります」という表現で、相手の「納得」を引き出す。
以上の3つだ。
この文章がそうなっているかはわからない。
こうして書き続けることで、学んでいきたい。