「わからなさ」を楽しむ数学教師の挑戦。

主体的・対話的で深い学び(アクティブラーニング)を教師も実践!公立定時制高校の教務主任です。

【生徒指導】生徒・子どもとのコミュニケーションのコツ。教師は邪魔をしない。【授業方法】

「生徒(児童、子ども)とコミュニケーションがうまくとれません。」

 

よく聞く悩みだ。

 

私なりの考えを書いてみる。

 

まず、コミュニケーションとはなにか。

「話す」だけではない。

 

わたしが思う「話す」よりも「見る」「聴く」ことを大事にしている。

 

例えば、授業が始まる前の休み時間。

生徒たちは楽しそうに過ごしている。

 

その様子を教壇の前からじっと「見る」

生徒たちの声を「聴く」

これで立派なコミュニケーションではないだろうか。

 

休み時間に無理矢理、生徒に話しかけていくと、せっかくの生徒たちの楽しい時間を邪魔しているかもしれない。

 

「話したい!話したい!」と思う人は、いろんな場面で邪魔をしているように感じる。

 

生徒の様子を見て聴いて、

「なんか元気ないな。しんどそうだな。」

と感じたら、そっと声をかけてみる。

 

そういうこともできる。

 

「見る」と「聴く」ことは、授業中も同じ。

 

生徒が数学の問題を考えている間、私はじっと黒板の前にいる。

 

生徒たちが学んでいる様子を見る。

生徒たちが対話していることを聴く。

 

これが何よりの授業デザインだ。

 

生徒の様子から、

どの生徒の考えを共有するか

次の問題をどうするか

授業中に臨機応変に立ち回る。

 

そして、見て聴いた情報もとに次の時間の授業をデザインするのだ。

 

生徒理解は1番の授業準備。

 

生徒理解は「見る」「聴く」コミュニケーションから。

 

私は「目」と「耳」で勝負する教師になりたい。