「わからなさ」を楽しむ数学教師の挑戦。

主体的・対話的で深い学び(アクティブラーニング)を教師も実践!公立定時制高校の教務主任です。

【部活動】気づきを生む文脈をつくりだせるか。生徒の考えを引き出すには?

今日の部活動での私の学び。

 

私は卓球部顧問です。

今日は4人が練習していた。

 

ある場面で、部員たちは返してもらうコースを指定して打つ練習をしている。

 

練習の様子を見ていると、次のコースがわかっているから先に動いて準備をしているのだ。

 

よく言われる「練習のための練習」である。

 

ここでどう生徒に気づかせるか。

「先に動いてるぞ」と言ったらそれで終わりだが、それでは生徒に自分で考える習慣は生まれない。

 

そこで、次の手順で生徒に働きかけた。

1、練習の様子を撮影。

2、全員を集めて、動画を見る。

3、見て思った・考えたことを共有。

 

3の共有では当然いろいろなことが出てくる。

すべての生徒の考えを「おーそうやね。」と承認する。

 

すると、ある部員が「先に動いてる」と気づくことができた。

 

この部員、実は卓球経験が1番浅い生徒。

気づきを生む文脈に、知識や技能は関係ない。

 

自分を客観的に見れる場面を生み、後は生徒同士をつなげるだけ。

それだけで、生徒は「なぜ?」を考えて、気づくことができる。

 

そんな素敵なことを生徒たちが教えてくれた。