「わからなさ」を楽しむ数学教師の挑戦。

主体的・対話的で深い学び(アクティブラーニング)を教師も実践!公立定時制高校の教務主任です。

【教師の読書】『日本語の作文技術』で原理・原則を学ぶ。

久しぶりの読書。

 

今回は、『日本語の作文技術』だ。

https://www.amazon.co.jp/【新版】日本語の作文技術-朝日文庫-本多勝一/dp/4022618450

 

学びは次の3つ。

 

①助詞の使い方にはルールがある。
②修飾の順序を気にかける。
③句読点の位置で意味が変わる。

それぞれを見ていく。

①について。
テ、ニ、ハ、ヲには使い方のルールがある。
 
例えば、「ニ」をみる。
 
A 来週までに掃除をせよ。
B 来週まで掃除をせよ。
 
Aは1週間の間に一度掃除をすればよいが、
Bでは罰ゲームのようにずっと掃除をすることになる。
 
このように、助詞には適切な使い方がある。
 
自分が文章を書くとき、
確認して表現していきたい。
 
 
②について。
修飾の順序にも4つの原則がある。
 
1 節を先に、句をあとに。
2 長い修飾語ほど先に、短いほどあとに。
3 大状況・重要内容ほど先に。
4 なじみの強弱による配置転換。
 
これは、毎回確認しないと
まだ実行できそうにない。
 
文章を入れ替えながら、身につけたい。
 
 
③について。
、だけでも大きく意味が変わる。
 
AがBをCに紹介した。
Aが、BをCに消化した。
 
この、でも違う。
 
下の文では、「A」を強調したかったのだ。
 
正しい、ならば、朗読がしやすい
という原理のもと、
自分でアレンジをしていきたい。
 
 
 
さぁ、この通りに書こう
とはなかなかできない。
 
文章を書いていて迷ったら
この本に立ち返って考えたい。