「わからなさ」を楽しむ数学教師の挑戦。

主体的・対話的で深い学び(アクティブラーニング)を教師も実践!公立定時制高校の教務主任です。

【授業】「主体的・対話的で深い学び」の先にあるものは?その4【学習指導要領・臨時休校でしたいこと】

前回の続き。

 

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「数学的な見方・考え方」を働かせ,「数学的に考える資質・能力」を育成する

このことに気づいた。

 

私の頭には次のような図が浮かぶ。

 

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「主体的・対話的で深い学び」は「手段」。

「数学的な見方・考え方」を働かせ,「数学的に考える資質・能力」を育成するのだ。

 

私の授業に足りないのは,

「数学的な見方・考え方」や「数学的に考える資質・能力」の視点。

 

歯車は図のように3つある。

 

数学的に考える資質・能力の育成を通して、

これからの予測困難な時代を「生きる力」を育む。

冒頭の歯車の先では,生徒たちの人生が回っている。

 

ただ、主体的になっていればいいのではない。

たた、対話的になっていればいいのではない。

 

「数学」の授業だからこそ、生徒につけられることがあるはず。

 

数学は問題に対して多様なアプローチができる。

どの方法が最適か、自分で判断しなければならない。

判断するには、問題の本質は何か。

捉える必要がある。

 

まさに「数学的な見方・考え方」

「本質を捉えて、思考の方向性を定める」のだ。

 

そうして、

問題に対して、見通しを持って考察し,数学的に表現することを重ねて、

真の知識・技能が培われる。

「知識・技能」と「思考、判断、表現」だ。

 

そのような、問題発見・解決の過程を大事にできる集団を育てることで、

「学びに向かう力」を備えた人になるのだ。

 

私が大事にしていきた「わからなさ」は

問題発見・解決の過程を大事にできる集団を育てる

ことにつながっていた。

 

「見通しを持って考察し,数学的に表現する」ような問題、授業デザインをどれだけできるか。

 

数学の教師として、できること・やりたいことがたくさん見えてきた。