「わからなさ」を楽しむ数学教師の挑戦。

主体的・対話的で深い学び(アクティブラーニング)を教師も実践!公立定時制高校の教務主任です。

【教師の読書】「間」を学ぶ。

今日はビートたけしさんの『間抜けの構造』から。

 

https://www.amazon.co.jp/間抜けの構造-新潮新書-ビートたけし/dp/4106104903


ポイントは次の3つ。


①自分の演技ばかり考えているから「間」がなくなる。

②台詞で説明するから、観ている人の想像力が落ちる。

③1/24秒の、何も写っていないコマを入れる。


①について。

演技でも相手目線が大事である。

 

授業に置き換えて考えてみる。

 

自分の演技=教師の教えること

間=生徒が考える時間

 

生徒目線で授業を考えないから、

一方通行の教えるだけの授業になる。

 

「間」がない授業は生徒の思考が生まれない。

 

授業だけなく、普段の会話でも

相手目線で、間を考える。

 


②について。

これも授業につながると考えた。

 

台詞で説明しようとすることは、

教師が一生懸命話をして教えること。

 

それに生徒がなれてしまうと、

どんどん考えなくなる。

 

教師の信念次第で、

生徒の想像力はどんどん高まるはずだ。


③について。

これには気づかなかった。


銃を打ったシーンで、何もないコマをいれるらしい。
これも、一瞬の間を生むため。

 

間をつくるためには、

小さなこだわりが欠かせない。

 

授業でも、誰にも気づかれないところで

工夫をしていきたい。