「わからなさ」を楽しむ数学教師の挑戦。

主体的・対話的で深い学び(アクティブラーニング)を教師も実践!公立定時制高校の教務主任です。

【教師の仕事術】働き方改革とはなにか。私の考える仕事の楽しみ方。

世間では「働き方改革」が言われる。

 

教師の労働時間が過労死レベルを超えているとよく話題にもなっている。

 

学校現場でも「働き方改革」という言葉を毎日のように聞く。  

 

私の勤務校でも、今まで行われてきた無駄なことをやめようと今年度だけでも多くの改革が行われた。

 

例えば次の3つだ。

 

(1)職員会議等の資料のペーパーレス化。

(2)始業時の打ち合わせのかわりに、校内LAN上での連絡。

(3)会議室でなく職員室で職員会議を行う。

 

それぞれのメリット、デメリットを見ていく。

 

(1)のメリット

資料印刷時間が浮く。

職員45人分の資料の印刷は結構時間がかかる。

この時間がなくなったのは大きい。

 

(1)のデメリット

修正をその場で書き込まない。

パソコン上で資料を見るので、紙のより見にくいと言う先生もいた。

→【対応策】

紙で見たい先生は事前に資料を印刷しておく。

 

(2)のメリット

始業時の打ち合わせは、生徒の登校時間と重なっており、なるべく早く終えて登校指導をしたい。

そのための時間短縮ができた。

 

(2)のデメリット

校内LANを定期的に見ない先生は、連絡を見逃すこともあった。

→【対応策】

大事な連絡は、「校内LANを見てください。」とだけ伝えるようにする。

 

(3)のメリット

移動時間の短縮ができた。

 

(3)のデメリット

会議中に生徒が職員室に来てしまうことがあった。

→【対応策】

会議中のため、入室禁止の看板を廊下に設置。

 

 

以上のようなことが挙げられる。

 

これだけでも、業務が変わった。

もっと変えられるところもたくさんあるはずだ。

 

働き方改革」は、「やらないことを見極め、削ぎ落とす」ことではないだろうか。

 

逆に、「自分がやりたいこと」をやっていれば時間があっという間に感じる。

 

私は今、学級担任ではない。

教務主任という仕事をいただいている。

 

担任を外れて、より授業が楽しくなった。

 

授業が生徒と関わって向き合う時間になるからだ。

 

より授業に集中できると言えるだろう。

授業の準備やアイデアを考えるときが1番楽しい。

 

「こうなったらいいなぁ」という思いで、日々取り組みたい。

 

働き方改革」は、やらないことを決めるのも大事。

そして、自分が「本当にやりたいこと」を探す。

 

みんながやりたいことに取り組める。

そんな社会になればなぁと思う。